「関門海峡花火大会2025」は、夜空と海峡を舞台にした幻想的な花火の競演。
歴史と伝統が息づくこの大会は、門司・下関の両岸で繰り広げられるスケール感と個性豊かな演出が魅力です。
どこから観るかによって印象が大きく変わるのもこの大会ならでは。
地元民しか知らない穴場から、今年話題の見どころまで、関門海峡花火大会の楽しみ方を“体感したくなる”情報満載でお届けします。
関門海峡花火大会2025の日程や打ち上げ場所
両岸から打上げる西日本最大級の花火大会「関門海峡花火大会2025」8月開催 → https://t.co/0nljwLNoTg pic.twitter.com/lRC46WDa8n
— 福岡のニュース (@TwitFukuoka) June 24, 2025
関門海峡花火大会2025の開催情報は以下の通りです。
開催日程:2025年8月13日(水)
開 会 式:19:40~
打上時間:門司側20:00~20:30、下関側20:00~20:50
打上場所:福岡県北九州市門司と山口県下関市の両岸
打上総数:15000発
※例年と同じ日程で、順延はありません。
門司側(福岡県北九州市門司区西海岸)
- 打ち上げ地点:北九州市門司区西海岸の埋立地、門司港レトロ海岸付近
- 最寄り駅:JR門司港駅から徒歩約5分
- 内容:大玉の連発・音楽花火など迫力重視の演出が魅力
下関側(山口県下関市 あるかぽーと地区中心)
- 打ち上げ地点:「あるかぽーと」突堤周辺
- 岬之町埠頭、カモンワーフ、唐戸市場前も主要スポット
- 最寄り駅:JR下関駅から徒歩約15〜20分、バス(海響館前下車)で約1分
1.5尺玉大型花火、水中(海上)花火、復興祈願「フェニックス花火」など、下関側ならではの多彩な演目が見どころ
どちらの岸もそれぞれの魅力があり、海峡を挟んだ両岸打ち上げにより幻想的な光景を楽しめますよ。
関門海峡花火大会2025の見どころ
見どころハイライト
1.両岸から競う18,000発の大輪
門司側と下関側から一斉に打ち上げられる花火が、海峡で鏡合わせのように映る演出は圧巻!
夜景とのコントラストも美しい
2.門司:音楽花火&大玉連発
音楽に合わせて次々と連発される大玉が迫力満点。
特にクライマックスに向けて一気に盛り上がります。
3.下関:水中花火&一尺五寸玉
水に浮かぶ水中花火や、直径約450 m級の一尺五寸玉(1.5尺玉)が目玉。
フィナーレの二連発は必見です。
4. 復興祈願「フェニックス花火」&ドローンショー
被災地復興を願って打ち上げられるフェニックス花火も毎年話題。
さらに今年は800機のドローンによる「海峡ドローンショー」が初登場!
空も海も光で彩られます
事前の場所取りが重要で、人気スポットは午前中〜夕方前に埋まることも。
門司側では「音×光」の一体感を重視する人に、下関側では「大玉&水中花火」をゆったり楽しみたい人におすすめ。
どちらも海峡全体の演出を狙うなら、海峡を俯瞰できる和布刈や火の山公園など高台・穴場も狙い目です。
そんな穴場情報については事項で詳しく紹介したします。
関門海峡花火大会2025の穴場情報!
地元民御用達の、関門海峡花火大会2025の穴場スポットを門司側・下関側で厳選してご紹介します!
門司側(北九州市門司区)
ノーフォーク広場
我が家は、関門海峡花火大会はノーフォーク広場から見ます✌️ pic.twitter.com/efWcMowTjA
— taka4 (@taka492814248) November 9, 2022
花火の見え方
打ち上げ地点から直線距離で約2~3 km離れており、目の前で見上げる迫力には欠けるものの、両岸(門司・下関)の花火が左右に並ぶワイドな光景が楽しめます。
音は控えめで、心地よい夜風とともにゆったり鑑賞できるのが魅力。
ただし、音重視や至近距離の迫力を求める方には物足りなさを感じられるかも
アクセス・設備
- 所在地:和布刈公園内、門司区旧門司2丁目5
- 交通手段:JR門司港駅から徒歩20分程度(観光線・出光美術館駅なら徒歩13分)
- 公共駐車場あり。
- 車利用でも比較的安心(数に限りあり)
- 設備:公共トイレ・ベンチあり・駐車場完備
混雑状況・快適さ
花火大会では人気の無料ポイントのひとつですが、人気スポットに比べてやや余裕があり、比較的快適に鑑賞可能です。
ただし、昼過ぎから場所取りが始まり、夕方以降はベンチが埋まる傾向。
14〜15時ごろには到着しておくとベターです
交通規制は12~17時から始まることもあり、車で行く場合は早めの到着&近隣駅周辺の駐車場利用+徒歩移動がおすすめ
和布刈公園(第一・第二展望台)
門司側にもステキ展望台があったんですね。この辺りから関門海峡花火大会見るのも良さそう (@ 和布刈公園 第2展望台 in 北九州市, 福岡県) https://t.co/iIUcpnf3ND pic.twitter.com/ix71PFqlOf
— ノーガード (@hama_yo) August 14, 2020
花火の見え方
両岸の花火が一望できる絶景スポット
高台にある展望台から、門司側も下関側も約180°の視野で見渡せます。
対岸の大型1.5尺玉から音楽花火まで、海峡を彩る花火のスケール感が魅力です
視界クリアで遮るものなし
木々に邪魔されず、関門橋や海面上に映る光まできれいに眺められ、写真愛好家にも人気です。
アクセス・設備
- 立地:門司港駅または出光美術館駅から車で約10分、徒歩なら20〜30分(やや距離あり)
- 設備:駐車場・公衆トイレも整っており、車利用でも安心。比較的早い時間から車を停められる可能性があります
混雑状況・快適度
展望台はやや奥まった場所にあるため、ノーフォーク広場よりも来場者が分散され、ゆったり楽しめます。
花火当日は昼前後から駐車場・道路への交通規制が始まり、進入禁止となることもあります。
日没前の14〜15時頃に展望台の良位置はほぼ埋まります。
午前中10〜12時の到着だと比較的自由に選べる余裕があります。
風師山(風師山の展望広場)
関門海峡花火大会えかったです
風師山より pic.twitter.com/AOVahBRf4T— なだ〜 (@nada210) August 13, 2023
花火の見え方
関門海峡を一望できる壮大なパノラマビューが特徴です。
標高約362 mの山頂から、海峡全体と両岸の打ち上げが視野に入り、花火と夜景のコラボが楽しめます。
木々や建物が視界を遮らず、夜景と一緒に花火を眺められ、写真愛好家にも人気があります。
アクセス・設備
- 車:山頂近くまで車でアクセス可。駐車場は展望広場直下では狭く、ピーク時は満車になる可能性あり
- 徒歩:門司港レトロから徒歩10分ほどで麓に到着し、展望広場まではやや上り坂
- 設備:トイレやベンチなど設備はほぼなく、自然豊かな環境をそのまま楽しむ形。軽装・携帯トイレ推奨。
混雑状況・快適さ
地元民に知られた名所で、ゆったり見晴らせますが、人気のため夕方になると徐々に人が集まります。
交通規制や駐車渋滞の影響が出る前に、午後13~15時までに到着できると安心。
自然の中で開放感たっぷり。車利用の方は車内で待機しつつ、花火まで過ごす方法もありです。
門司城址・文字ヶ関公園
今年の西日本ハムフェアの翌朝、和布刈展望台から門司城址まで登って運用しました。端を見下ろせるのもなかなかよかったです pic.twitter.com/F5Q34slMx2
— 7L4WVU@AKC (@7L4WVU) October 11, 2024
花火の見え方
両岸の花火がバランスよく見える位置です。
打ち上げ会場から直線距離で約2〜3 kmとやや離れるため花火はやや小さめですが、門司側(左)・下関側(右)それぞれの打ち上げが視界に入り、海峡を挟んだ光の競演が楽しめますよ。
音は控えめで、「迫力勝負」よりも静かに全体の演出を楽しむタイプの方にぴったり。
視界を遮る建物も少なく、開放感があります。
アクセス・設備
- 所在地:門司城址、文字ヶ関公園は門司港レトロから徒歩圏内にある高台
- 公共交通:JR門司港駅から徒歩約15〜20分、軽い上り坂あり。
- マリンゲートもじやノーフォーク広場よりも少し離れた場所のため早めの出発がをお勧めします。
- 近くに臨時駐車場(無料〜有料)あり。
- ただし、交通規制が始まる14〜16時前までに到着しないと混雑や進入禁止の可能性あり
- ベンチや木陰があるエリアだが、公衆トイレは近隣の公園施設に限定。事前に済ませてから向かうのが安心。
混雑状況・快適度
知名度は高いものの、少し外れた場所にあるため混雑感は控えで、ノーフォークや和布刈公園より少し静かです。
夕方までに現地入りできれば比較的ゆったりと楽しめます。
午後13〜14時のスタートがおすすめ。
15時以降に徐々に人が集まり始めるため、早い時間帯がベストです。
帰りは交通規制や渋滞の影響が特に強く、門司港駅周辺では踏切や臨時列車の運行もあるため、余裕を持った移動計画が望まれます。
下関側(下関市)
火の山公園
火の山公園で北九州の花火大会と下関の花火大会を同時観賞する、贅沢な事ができました😆
いつもは誰もいない駐車場が満車でびっくりした… pic.twitter.com/gogW4yvVDz— Navy (@SDSW214) August 13, 2024
花火の見え方
両岸の花火をいっぺんに眺められる絶景パノラマビューが特徴です。
山頂(標高約268 m)からは、門司・下関両岸の打ち上げを眼下に収められます。
関門海峡、瀬戸内海、日本海の夜景とあわせて堪能できるのが最大の魅力ですよ。
距離があるため迫力や音の迫りは控えめですが、「景色としての美しさ」「静かな鑑賞」を重視するなら最高のロケーションです。
アクセス・設備
- 車:山頂近くまで車でアクセス可能。駐車場あり(台数制限あり・早めの到着が安心)
- ロープウェイ:当日は夜間運行あり(21時頃まで)。花火を山頂に登りながら眺めるのも一興です。
- トイレあり(公園・山頂・駅周辺)。ロープウェイ駅利用可能
- ベンチなど最低限の施設あり。
- 夜間に備えた防寒・虫除け対策は必須です。
混雑状況・快適度
人気の無料スポットとして知られているため、前日から駐車待ちや場所取りをする人も多いです。
場所取りや駐車スペース確保には、「午後13〜15時」までに到着しておくと安心です。
花火終了後は、山道・駐車場ともに渋滞必至です。
リスク回避のため、少しずらして帰ったり、ロープウェイを利用したりするのがおすすめです。
彦島南公園
彦島の南公園から花火見てたけど、門司の煙が全部下関に💦この差はなんだ❗位の差😨#海峡花火大会 pic.twitter.com/N89FCHvduO
— HRK.H (@hirobd10181) August 13, 2018
花火の見え方
海峡と両岸の花火を同時に眺めるワイドビューが特徴です。
公園は高台にあり、関門橋をはさんで左右両岸の花火が一望できます。
門司側と下関側の打ち上げが揃った、大規模な光の競演が楽しめるのが最大の魅力です
少し距離があるため、水中花火など低い位置の演出はやや見えづらく、大玉や大型花火を中心に楽しむ場所です。
アクセス・設備
- 所在地:下関市彦島弟子待町3丁目8付近にある住宅街に囲まれた公園!
- 交通手段:車でのアクセスが可能で、駐車場もあるものの、台数は限られており、早めの到着が鍵です。
- 公共交通は少し不便なので、車を使うのが無難です。
- 自然豊かで広く整備されていますが、公園内にトイレの設備はないため、事前に済ませておくのいいでしょう。
混雑状況・快適度
一部の地元民には知られた穴場で、広い敷地の割に比較的余裕を持って鑑賞できるスポットとして人気が高まっています。
駐車場はすぐ満車になる可能性があり、場所取りも花火前の午後13〜15時頃には埋まり始めます。
その前に到着できれば快適に過ごせます
花火終了後は周辺道路が混雑しやすいので、時間に余裕を持った計画が望ましいです(ただし特定情報は出ていません)。
みもすそ川公園(関門橋下/遊歩道)
真夏の夜の海峡
– Kanmon Strait at Midsummer Night –みもすそ川公園
壇之浦古戦場#関門海峡花火大会 #第32回関門海峡花火大会 #花火 #fireworks #ファインダー越しの私の世界ᅠ#カメラ好きな人と繋がりたい#るるぶ #じゃらん #retrip #東京カメラ部 #pashadelic pic.twitter.com/zjULRMrb6f— ひろちゃんマン team 阿蘇び人 (@hirochanman5963) August 15, 2019
花火の見え方
関門橋越しに門司側&下関側両岸花火が見渡せる構造!
遊歩道からは門司側のダイナミックな連発花火に加え、下関側の大型玉もバランス良く望めますよ。
花火の迫力や音響効果は近距離の会場には劣りますが、全体の構図を楽しむには最適です。
アクセス・設備
- JR下関駅や関門トンネル人道入口から徒歩10分前後、駐車場も遊歩道入口に近くアクセス良好です。
- トイレも関門トンネル人道入口付近にあり、自販機も設置済。
- 遊歩道は広く緩やかな勾配なので、家族連れにも優しい。
混雑状況・快適度
遊歩道が広いため落ち着いて鑑賞できますが、場所取りは午後12〜14時に始まります。
午後早めに到着すると快適です。
トンネル入口そばで出口がスムーズ。
駅までは人の流れに沿って帰れるので、比較的スムーズに帰路につけます。
大和町(マックスバリュー裏の埋立地)
花火の見え方
両岸の花火が水平に並ぶ眺望で、少し距離がありますが、門司・下関両岸の打ち上げが視野に収まり、海峡を横切る優雅な光のパノラマが楽しめます。
大玉の迫力は控えめですが、全体的な光景として美しく、水中花火や大型1.5尺玉もしっかり見ることができますよ。
アクセス・設備
- 下関市大和町・東大和マックスバリュー裏手の埋立地。
- 車でのアクセスが主流で、岸壁に横付けして車内鑑賞が可能な場所も
- 数十台程度の駐車が可能。
- 夜間閉鎖の可能性があるため事前確認が望ましく、公衆トイレ(埠頭横)やマックスバリューへの買い物利用も便利。
- トイレは古く使用しづらいため注意。
混雑状況・快適度
メイン会場より遥かに空いており、地元住民によると「人は多いが主会場よりはずっと少ない」穴場スポットでもあります。
駐車スペースは早めに埋まる可能性があるため、午後13~15時までの到着が理想ですね。
関門海峡花火大会2025の歴史について!
関門海峡花火大会は、その規模と演出から「日本で唯一の海峡を越えて共演」する夏の風物詩として根付いています。
以下に歴史と背景をまとめました。
起源〜合同開催の始まり
1985年(昭和60年)に、下関のまちづくり団体「下関21世紀協会」によって「お盆に帰省する人々の迎え火」として始まったのがこの花火大会のルーツです。
1988年(昭和63年)、「みなと・鉄道100年記念事業協賛花火大会」として下関側単独から一転、海峡を挟んで門司でも打ち上げがスタート。
ここから「アジアポートフェスティバル in KANMON」として合同開催になりました
地域を超えた共演と魅力
実は下関側は3回先に開催を始めており、門司側の開催回数が3回少ないという歴史があります。
双方で別の主催団体が運営(下関側は下関まつり合同会議・21世紀協会、門司側は門司まちづくり21世紀の会)しつつも、打ち上げタイミングはほぼ同時に設定され、一体感を演出しています。
スケールと特徴
打ち上げ数は約1万5千発(下関約7,500発、門司約7,500発)、50分間という凝縮された時間で盛り上げます。
下関側は1尺5寸玉(直径45cm/450mの大輪)、門司側は連発スターマインや音楽花火など、各会場の特色ある演出が魅力なんです。
観客数は合計で90万~100万人規模で、西日本最大級の花火大会のひとつです。
まとめ!
関門海峡花火大会2025の開催情報、打ち上げ場所、見どころや穴場スポット、そして大会の歴史まで、知っておくと役立つ情報を網羅してお届けしました。
事前準備や場所取りのポイントを押さえれば、混雑も回避しやすく快適な観覧が可能です。
門司・下関それぞれの魅力や演出の違いを知って、今年は自分だけのベストスポットを見つけてみてください。
記念すべき夏の思い出作りに、この記事が少しでも役立てば幸いです。
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